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<親鸞聖人と田植え歌>
親鸞聖人は、40歳過ぎから60歳過ぎまでの約20年間、関東(今の茨城県を中心とした地域)で精力的に布教活動をされました。
ある日、親鸞聖人が布教に行かれると、村人たちは田植えにいそしみ、一向に仏教を聞こうとしませんでした。
そこで親鸞聖人は、自ら田んぼに入り、田植えを手伝われながら歌を歌われました。
五劫思惟の苗代に 兆載永劫のしろをして 雑行自力の草をとり 一念帰命の種おろし
念々相続の水流し 往生の秋になりぬれば 実りを見るこそうれしけれ
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これが有名な親鸞聖人の田植え歌です。
親鸞聖人は、村人たちの仏縁を念じ、なんとか阿弥陀仏の御心をお伝えしようと、この歌を歌われたのです。
※photo by(c)Tomo.Yun
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