浄土真宗親鸞会 茨城・栃木

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  <親鸞聖人と日野左衛門・弁円>


 ・親鸞聖人と日野左衛門

 親鸞聖人一行が布教の帰りに吹雪にあわれ、日野左衛門に一夜の宿を請われたことがありました。

 坊主嫌いだった日野左衛門に邪険に断われ、聖人は、門の下で石を枕に雪を褥(しとね)に休まれたのでした。

 その夜、日野左衛門は不思議な夢を見、親鸞聖人が尊い方と分かり、前非を詫びて聖人から本当の仏教を聞くご縁に恵まれました。

 教えに感動した日野左衛門は、聖人のお弟子となり、入西房となりました。そして自宅を枕石寺と名づけて阿弥陀仏の本願の布教に活躍し、二十四輩の一人に数えられるようになりました。



 ・親鸞聖人と弁円

 弁円は、修験道をする山伏で、関東では一大勢力を誇っていました。

 ところが親鸞聖人が布教を開始されるや、弁円の信者が次々と聖人の教えを聞くようになっていきました。

 弁円は、聖人を恨み、呪いの祈祷をしたり、山で待ち伏せして殺そうとしました。

 あげくのはてに聖人の館まで剣をかざして乗り込んだのです。

 親鸞聖人は、数珠一連で弁円を出迎えられました。

 その尊いお姿を拝見した弁円は、たちまちに害心は失せ、その場にひれ伏してしまいました。

 己の誤りを知らされた弁円は、その場で聖人に弟子入りを懇願し、明法房と生まれ変わったのでありました。

 数年後、明法房は、かつて聖人を亡き者にしようとした山を通った時に次の歌を残しました。

 「山も山 道も昔に かわらねど 変わり果てたる わが心かな」





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